限界等級の測定
限界等級は撮像画像から天体を検出するときにどのくらい暗いものまでを天体としてみなすかの限界値を等級で示したものである。これは使う画像ごとに測らなくてはならない。
色々なやり方があるがここではすばる望遠鏡のSuprime Camという観測装置で得られたデータ用の解析ツールであるsdfredに含まれているclスクリプト(IRAFで動くスクリプト)を用いる。
fi> limitmag hogehoge.fits nrand=5000. ap_diameter=10zmag=33.93 limit=3 phist_z1=-500 phist_z2=500
としてlimitmagというプログラムを走らせる。
ここでnrandは測定用にランダムにばらまくapartureの数、ap_diameterはapartureの半径,zmagはゼロ点、limitは求めたい限界等級のsigma,phistはgaussianフィットの時のlower limitとhigher limit。
これを走らせると
SExtractorがはしり
とiraftermに、apartureをばらまいた場所が座標表示され、しばらくすると
と結果が表示されるのでirafterm上でfを押しgaussianフィットをしてqを押せば結果が得られる。
ちなみにすばる望遠鏡のホームページにある解析マニュアルにはnrandではなくratioという別のパラメータを入れるようになっているらしいがそっちを入れるとそんなパラメータはないと怒られてしまう。
あとこのlimitmagを走らせるにはiraf,sedfredの他にstsdasという別のソフトを入れる必要がある。